先日の記事の反響が結構あって驚きました!
中には紹介していた本を買ったと言う声もありました😳
みんな夢を追いかけてるんですね~!!
熱い想いはきっと届きます!!
一緒にがんばりましょう🎶
まだ見ていない方はこちらから👍
さて今日は先日治療した方のお話です!
じっとしていても背中が痛い
年末年始が忙しく、ずっとデスクワークを続けていた男性Aさん。
ここのところ仕事をしていると背中が痛くて集中できないと言うんです。
痛みは両側で左側に強いと言います。
ただでさえ、仕事が多く集中しなければならないのに
これでは仕事に集中できません。
なんとかしてあげたいものです👍
背中の痛みにはさまざまな原因があります。
・ 筋、筋膜性の痛み
• 脊椎等、骨の痛み
• 脊柱周囲への感染症
• 心臓等、内臓の問題
このように様々原因があります。
実際に私が経験した中には
20歳前半の男子選手で、背中の痛みが続き、診察をしたところ脊柱周囲での感染症が原因だったことがありました。
この方は即時入院し、病院で治療を受けました。
背中が痛いと言うのはよく聞く主訴かもしれませんが
軽く考えず、心配な症状に出逢ったら診察を勧めることも、治療家として大事な仕事ですね!
姿勢について
今回はお話を聞いて、確認したところ
筋、筋膜性の症状と考えました。
Aさんの姿勢を見ると
肩が挙上位、胸郭は屈曲位で頸部の緊張が出ています。
そして、左の肩甲骨はやや上方回旋していました。
骨盤は後傾位でハムストレングスや股関節外旋筋から腰方形筋まで緊張が強く出ており
痛いと言っていた背部の緊張はかなり強く出ていました。
これはかなり辛いはず💦💦
どうにか症状を軽くしてあげたい!
アプローチ
さぁ、このパンパンに張った背中を緩めよう!
と初めに背部にアプローチするのかと言えば
私はそれはしません!!
もし、このまま緊張の強い背部にアプローチをすると緩まないだけでなく
痛みを強くしてしまう可能性もあります!
このパンパンに張った背部には
張ってしまう背景があって負担が大きくかかっていると考えるためです。
つまり背中にアプローチする前に、負担を大きくしている原因を解消してあげることから始めるんです👍
そのために私がここで考えるのは
胸郭屈曲位と骨盤後傾位の修正
この状態のままでは、
デスクワークのときに起立筋のエキセントリック収縮が大きくなり負担が大きくなります😱
なので、背部の前に胸郭と骨盤に介入していきます。
胸郭
まずは胸郭。
胸郭を屈曲位に収めているのは
胸部の硬さもありますが
どうやら、腸腰筋や腹斜筋の緊張のようです。
デスクワークで長時間座りが続いたためでしょう。
ー長時間座りが続くということは腹部の筋はずっと短縮位に置かれて、緊張を強めてしまうんです。ー
腸腰筋や腹部、腰部から胸部にアプローチすることで胸郭の制限は解けました。
骨盤
続いて骨盤。
こちらもデスクワークで座りが長いためか
ハムや外旋六筋の硬さが強く骨盤は後傾位にあり腰部まで緊張が出ています。
股関節から骨盤を後傾させる筋にアプローチすることで腰部の緊張も落ちました。
それから疲労困憊になっている腰部にも手を入れて緩めて行きます。
さらに、緩めるだけではいけない状況を見つけていました。
それは
腰筋の反応低下
この状態では、腰部の前側の支えが弱いため腰方形筋や起立筋に負担が大きくなります。
それだけでなく、反応が落ちて緊張が強く出ているために胸郭を引き込んでいるので
腸腰筋の反応を取り戻すことは
胸郭にも良い影響を与えるんです👍
ここで、以前から紹介している
腸腰筋のエクササイズを取り入れました。
ーこの書籍はエクササイズだけでなく、機能評価も写真付きでわかりやすく説明されているので、筋バランスやエクササイズを知りたい人にはお勧めの書籍ですー
背部
ここまで胸郭、骨盤、腸腰筋の反応を取り戻すエクササイズを行いバランスが取れてきたところで
やっと主訴の背部の緊張に介入します。
ここまで手を入れると、初めのパンパンに張った緊張は無くなっているため
無理なく背部にアプローチできます🎶
胸郭や骨盤のバランスの悪さで背部の筋は疲労困憊になっているため丁寧にアプローチしていきます。
ここまでの介入で、Aさんに背中の痛みを確認してもらうと
「あっ、痛みはなくてかなり軽くなりました!」
「息も吸いやすくなりました🎶」
と喜んでくれました🎶
まだまだ仕事の忙しさは続くようなので
最後に少しでも自分でケアができるように
胸郭と腸腰筋のエクササイズを伝えて、今回は施術を終えました👍
まとめ
背中の痛みは、治療院で働いているとよく聞く症状ですが
筋筋膜性以外の原因があることもあるので、よく患者様のお話を聞くことが必要です。
万が一医師の診察が必要だと感じた際には、診察を進めることも治療家としての仕事の一つです👍
今回は筋、筋膜性の痛みと考えてアプローチしました。
今回のケースのように緊張の強い背部へは、最初から背中にアプローチをすると緩まないばかりか痛みが強くなるケースもあります。
今回のケースのように
胸郭や骨盤の制限やバランスの悪さ
筋バランスの悪さが背景で
背部への痛みとなっているケースはよく見かけます。
胸郭や骨盤のバランスなど、背部へ負担をかけている原因を見つけて解消し
そこから背部の疲労にアプローチすることで
患者様にも負担が少なくアプローチができると私は考えています😊👍
今回は以上!
参考になれば幸いです🎶
このブログが若手治療家やトレーナー、その先の患者様の役に立ちますように。
私のおすすめ書籍はこちらにまとめていますので、書籍を探している方は、見てみてください😊
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