深呼吸のすすめ

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こんにちは!

なんだか花粉が飛び回り寒暖差もすごくて

体がだるいですねー。

花粉症の人なんかは、免疫が頑張ってくれている中に

この寒暖差だと体調を崩してしまうんじゃないかって心配になります。

こんな時は、よく食べてよく寝ましょう!!

さて、今日は深呼吸のすすめというタイトルで書いていこうと思います。

呼吸について

普段意識もせずに呼吸は行われていますが

正常安静時では主に横隔膜や外肋間筋の収縮によって行われています。

努力呼吸時には呼吸筋がさらに使われ

吸気には僧帽筋、大胸筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、斜角筋

呼気には内肋間筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋

が使用されます。

横隔膜で呼吸できていない

先ほども述べたように通常であれば安静時は横隔膜が主に動いて呼吸をするのですが

呼吸が浅く横隔膜ではなく努力呼吸時に使用される呼吸補助筋によって呼吸している人が多くみられます。

そんな人は安静時呼吸でお腹の動きが小さく、胸郭の動きが優位になっています。

どんな人に多いかというと

ストレスを抱えている方や、アスリートもそういった傾向にある方が多いなと思っています。

こうなると普段から僧帽筋や斜角筋などを使用して呼吸をするため呼吸補助筋が過度に使用されて緊張が強くなり

胸郭周囲の動きが悪くなり腰が痛くなる

頸肩部の緊張により肩の凝り感、胸郭出口症候群、寝違え

などが起きたりします。

呼吸の浅さではないですが

花粉症の人はこの時期、鼻をすするため

胸郭や首肩の緊張が強くなり寝違えやすくなるのはこういったことも原因の一つとして考えられます。

実際にあった例

実際にあった例として

肘部管あたりに痛みを抱えていた主婦の方は

呼吸が浅く頸肩部の緊張がかなり強い状態で上肢の緊張も強く出ていました。

おそらく尺骨神経根の絞扼性障害と考えました。

こういった状態では緊張が強く疲労困憊になっている、頸肩、上肢の筋を緩めることも必要ですが

そもそもの呼吸の仕方を変えなくては、すぐに症状が戻ってしまうので

腹式呼吸をすることで自然と筋の緊張が緩み、症状も改善しました。

またアスリートの肩周りの疲労感や腰痛も

腹式呼吸を意識させることで改善するものも見られます。

アプローチ

どうやって腹式呼吸を意識させるのかといえば

自分の手をそっと患者様のお腹の上に当て

吸って~

吐いて~

と呼吸してもらいます。

ちょっと胡散臭い治療をしているようにも見えますが、これも治療の一手です。笑

何も意識しないと胸ばかりで呼吸をするので

お腹の動きを意識して呼吸をしてもらいます。

動きが出てきたところで自分の手をどけて

患者様の手をお腹に置き、お腹の動きを手でも感じてもらい、深く呼吸してもらいます。

こうすることで、腹式呼吸を習得することができ、肩や胸の硬さが緩むこともあります。

意外かもしれませんが本当に横隔膜で呼吸ができていない人が多いです。

呼吸を正すアプローチをするだけで、かなり楽になる人たちがたくさんいると思いますので

参考にしてみてください。

この記事が若手治療家やその先の患者様の役に立ちますように。

んじゃ、またねー!

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