はじめての海外派遣に行く前に見ておきたい、困ったこと・良かったことー後編ー

つぶやき

前回から若手トレーナーではじめて海外派遣に行く方向けに

私の海外派遣の経験を書いています!

前編はこちら

はじめての海外派遣に行く前に見ておきたい 困ったこと・良かったことー前編ー

私が行かせていただいた海外派遣は比較的小規模のチーム編成で

大規模の団体での動き方ではありませんが

トレーナーとして海外派遣に行く際に困ったことや、良かったことなどは

行く前に確認しておけると非常に役に立つのではないかと思い、この記事を書いています!

前回は困ったことを書きました

今回は持っていてよかった物を私の経験の中から紹介します!

持っていて良かったもの

水問題

海外で気を付けたいことの一つとして

「水」があると思います。

海外での水道水を飲むとお腹を下してしまうことがあります。

もし現地到着が夜だと、ヨーロッパではコンビニのようなお店が少なく

自動販売機も建物の外にはないんです。

海外なので車など移動手段もない。

つまり、自分で飲み物を持っていかないと

現地に夜に到着してから、飲み物が何もない!といったことになりかねません。。。

なので海外に行く際には、キャリーバッグには飲み物を入れておくか到着した空港で飲み物を買っておくと安心して過ごすことができます。

個人的には1.5ℓほどあれば安心して過ごせています。

余談ですが、選手の中には飲み物がなくホテルの水道水を飲んでしまい

お腹を壊して、力が入らず実力を発揮できなかったなんて話も実際に聞きました。

本当に気を付けないといけません。

また体操に限るかもしれませんが、海外での大会では

水やスポーツドリンクを大会側が無料で支給していたりします。

スポーツドリンクは当然ドーピングについても問題ない物の為、支給はとても便利です。

しかしドリンクの支給がない大会や、ボトルでの支給ではなくウォーターサーバーのみ設置している場所もありました。

さすがに大会中にウォーターサーバーで水分摂取はつらいです。

こういった、会場の設備に関しては現地に行かないとわからないことであることや

飲んだことがないドリンクを大会で飲むのが不安といったことを踏まえると

日本から飲み慣れたドリンクを持っていくことが良いと思われます。

トレーナーとして大会帯同すると荷物も多くなるため

スーツケースの重量など考慮すると

持っていくスポーツドリンクは、パウダータイプの物が良いです。

私はスポーツドリンクや経口補水液のパウダーを持っていき、現地でミネラルウォーターを購入して

競技中のドリンクとして使用します。

海外派遣に行く際には、スポーツドリンクや経口補水液の粉末タイプを持っていくと便利です!

食事おいしいけど飽きる問題

小規模団体で海外に行くと日本の食事は当然ないので現地の料理を食べることになります。

スペイン料理、ハンガリー料理どちらも美味しかったです。

しかし!

スペインの時はオフィシャル大会日程の1日前にホテルに着き、その日はとてもおいしい料理をいただきました。そしてオフィシャル日程に入ってからビュッフェ形式になり

アスリート向けに切り替わったのか

味がなくなりました。笑

かなり薄味というか

ただ肉を焼いただけなんじゃないかと思うほどでした。

海外になれていた選手は、味が自分の好みの味じゃないことがあることを知っていたのでしょう。

自分で調味料を持ってきていて、それを使いながら食事をしていました。

そしてハンガリーではチーズを使った料理が多くとても美味しかったのですが

毎日チーズも大変で大会前日にチーズがたくさん使われた料理だと選手は厳しいものがあったようです。

美味しくないわけではないのですが、選手は大会が近くなると慣れた食事を摂りたい気持ちがあるので

日本から持ってきたレトルトのカレーやラーメンなどを食べていました。

そこで役に立ったのは

折りたたみ電気ケトルと120gサイズのパックごはん

電気ケトルは折りたためてスーツケースの中に入りやすく

口の大きいケトルであれば、お湯を沸かして120gのパックごはんを温めることができます。

同様にレトルトカレーも温めることができるので

電子レンジがないホテルだったとしても、ラーメンやカレーを食べることができ便利でした!

こういうものを持っていると、食事が合わなかった選手がいた時に選択肢を増やしてあげることもできます。

(スペイン料理もハンガリー料理も美味しかったですよ!)

飲み水問題

上記でも出ましたが、水が日本とは全然違っていて

スーパーで売っているミネラルウォーターも硬水がほとんどです。

硬水も軟水も変わらないよー!

という意見も聞こえてきそうですが

私もそう思っていました。

しかし

飲み続けているとわかる。

全然違います。

軟水になれている私は、硬水を飲み続けていると

喉の通りが悪いというか、重たいというか

とにかく、だんだん辛くなりました。

水を飲むのが辛くなったので、100%オレンジジュースばかり飲んでいました。

そこで便利だったのは

スポーツドリンクの粉末やパックの紅茶やインスタントコーヒーでした。

ミネラルウォーターだけでは辛いのですが、紅茶にしたりスポーツドリンクにすると飲みやすく

これには助けられました。

前述したとおりミネラルウォーターの中には硬水と軟水があり、硬度で区別されます。

事前にその国に売っているミネラルウォーターで軟水に近いものを調べておき、購入すると便利です!

その他

その他、日本との違いは

大会会場に救急隊が常に待機してくれている!

日本では大会会場に救急隊が待機していることがないのですが

ヨーロッパでは常に待機してくれているため、怪我があったときの対応は

本当に早く安心感がありました。

日本もこうなったらいいのにと思ったのですが、なかなか難しいようです。

日本のトレーナーのレベルは高い

そして海外のトレーナーを見て思うこと

実際に他国のトレーナーさんの活動を見ていて治療のクオリティや会場での動き方、テーピングなど

日本のトレーナーはレベルが高いんだ!と感じました。

どんなことかというと

海外のトレーナーに比べ、日本のトレーナーの治療は細かく丁寧なアプローチをしている。

また、日本のトレーナーのテーピングも丁寧で綺麗である

など

選手とのコミュニケーションの取り方など

もちろん学ぶこともたくさんありましたが

外を見ることで、自分に足りないものや世界でも通用するものなど

少し見えた気がしました。

日本の治療家やトレーナーのレベルは高いと気付けたのは自信にも繋がりました。

その中でさらに切磋琢磨して、より良いサポートができるように頑張りたいですね!

以上、トレーナーとして海外派遣にいったとき、困ったこと、良かったこと

そして日本との違いを書いていきました。

初めての海外派遣は不安がいっぱいです。

しかし、それ以上に学ぶことがたくさんあって

この経験をすると一回り成長できるように思います。

この記事が初めての海外派遣を控えている方や、海外で活躍することを目指している方の役に立てれば幸いです。

では

またねー!!

 



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