若手治療家が見落としやすい腰痛治療における腸腰筋の重要性

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最近、腰痛に対する治療や股関節疾患に対する治療をしている中で

腸腰筋について気づきがありました。

今回はその腸腰筋について

腰痛治療における重要性について書いていきます✍️

結論

結論から書きます。

腰痛治療では腸腰筋を緩めよう!!

  

ではなく

腸腰筋の反応を出すことが大事

 

というのが今回のメインです。

治療をする中で、筋を緩めて治療することがスタンダードで

筋反応を取り戻すということをしていない治療家は少なくないと思います。

私も以前は、患者様の主訴に対して

どこを緩めれば治るかな?

と考えて

マッサージや鍼などでアプローチするだけでした。

腸腰筋に対しても、腰痛の方で腸腰筋の硬さが原因で痛みが出ている方もいらっしゃるので

とにかく緩めることを考えていました。

しかし、最近は筋バランスを考えて

治療の中でクライアントに筋発揮してもらうことも多くなりました。

 

では、なぜ筋発揮することが必要なのか

それは

筋の反応が落ちることで相反抑制が効かなくなり

筋緊張のバランスが崩れて、

正しい動きができずに故障をするパターンや

姿勢が崩れて故障をするパターンも多く

そういったクライアントには筋発揮をしてもらい

筋バランスを整えることで痛みが改善します。

腸腰筋に関しては

腸腰筋の反応が低下して

起立筋の過緊張が生まれたり

骨盤、脊柱の支えが弱くなり鼠蹊部痛になることもあります。

治療例

ー下肢のトレーニングに力を入れているアスリートー

痛みは前屈で左腰部起立筋に痛みがあり、伸展ではL5/S1に痛みが出るとのことでした。

臀筋のトレーニングに力を入れているようで

骨盤がやや後傾しており

左の骨盤は胸郭に対して前方に変位していました。

骨盤後傾位へのアプローチをして仙腸関節の動きは改善しましたが

起立筋の緊張が残ります。

そこで腸腰筋の反応を取り戻すトレーニングを行うことで

筋バランスが整い起立筋の緊張も落ち着き

前屈、伸展どちらも症状は無くなりました。

 

ーテレワーク腰痛ー

コロナの影響でお仕事がテレワークになり腰が痛くなったという患者様

頸肩部の緊張と腰部起立筋の緊張が見られました。

骨盤の後傾位になり腰椎の前弯も弱くなっています。

頸肩部にアプローチした後

骨盤後傾を改善させます。

それから起立筋を緩めて主訴は改善しました

しかし、腰椎を前方から支える腸腰筋の反応が落ちているため、このままではすぐに症状が戻ります。

そうならないために腸腰筋のトレーニング入れて再度確認してもらうと

さっきより腰がスッキリします!

とのことでした!(^^)

テレワークが普及し

以前より座る時間が長くなり、

職場への移動やオフィス内での移動

電車の揺れに耐えるなど、股関節や下肢、体幹を使う時間が減ったことで、腰を痛める方が多くなりました。

腸腰筋の反応が落ちている方も以前より多くなった印象があります。

トレーニングの内容

上述治療例のどちらの方も腸腰筋のトレーニングを行うと

思ったより力が入らない!!

とおっしゃっていました。

こういったは方意外と多いと思います(^^)

では腸腰筋のトレーニングは、どんなトレーニングかというと

マッスルインバランスからこちらのトレーニング

マッスルインバランス改善の為の機能的運動療法ガイドブックより引用より引用

簡単そうに見えますが、これが意外と難しい!

気をつける点は

姿勢を正して脊柱を中立位にし

股関節を屈曲した時に腰椎が後弯、骨盤が後傾しないように

中立位を保ったまま股関節の屈曲を行います。

この写真では、ずいぶん屈曲していますが

私の考えでは、ここまで屈曲しなくても屈曲90°をやや超える程度の屈曲で良いと思います。

それも大変な方には、床から足裏が離れたところでキープするだけでも良いです!

まとめ

私たち治療家はマッサージや鍼など手技で治療を行いますが

時に筋バランスの悪さから症状が出ている場合もあります。

今回は、腰痛治療における腸腰筋の重要性ということで

手技でのアプローチだけでなく、

腸腰筋のトレーニングを治療に取り入れ反応を取り戻すことで、腰部の症状が改善することをご紹介しました。

手技でのアプローチで完結してしまう若手治療家は少なくないと思います。

今回は腸腰筋の例を挙げましたが、いろいろな部位で応用できると思います。

例えば横隔膜と肩周囲筋の関係についてはこちら↓

深呼吸のすすめ

治療のアプローチの一つに取り入れてもらえると幸いです。

最後に注意点

当然全ての腰痛に効果があるわけではありません。

例えば腸腰筋の過緊張で痛みが出ている方には逆効果になる場合があります。

どんな手技やアプローチも患者様の状態に合わせて使い分けましょう!

今回は以上です。

この記事が若手治療家やトレーナー、その先の患者様の役に立ちますように。

参考書選びに迷っている方はこちらも参考にしてみてください。

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